Innovation Potluck ♯3が開催されました

みなさんこんにちは!Campsコンシェルジュの中藤です。

本日3月15日16:00~イノベーション・ハブ・ひろしま Campsでは
イノベーションの種を持ち寄るスピーカーと参加者による「共創の場」、
Innovation Potluckが開催されました。

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近年VRゲーム、VR 体験、VR動画 「VR」という言葉をよく耳にするようになりました。VR元年と呼ばれる2016年頃から一般の方にも少しずつ身近な存在となっているVRですが、「VR」と聞いてはじめに頭に浮かぶのは、ゲーム、アトラクションという方も多いのではないでしょうか。実際にテーマパークでは以下のようなVR装置を身に付けるアトラクションも増えてきていますよね。

「VR(バーチャルリアリティー)」に詳しい知識のない私は
本日のプレゼンを聞くまで「VR=ゲーム・娯楽」というイメージしかありませんでした。私の文章能力ではプレゼン内容を鮮明にお伝えすることが出来ず申し訳ないのですが、本日学んだことの中で「VR」にスポットを当て、
多少なりともお伝えできればと思います。

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本日のスピーカーは 広島市立大学 情報科学研究科 システム工学専攻 助教
脇田 航 先生。「知・技の伝承と複合現実型実応用研究」を中心にVRを様々な分野で活用できるよう日々研究をされています。

VR(バーチャルリアリティー)とは、実体があり本物と同じ効果のあるものを人工的に作り出すこと。

●見た目がいかにも本物らしい
●音がいかにも本物らしい
●動きがいかにも本物らしい
●反応がいかにも本物らしい
⇒いかに現実世界の情報をリアルに取り込むか

というところがポイントである事がわかりました。
本日、わたしが脇田先生のプレゼンを聞いたことで、VR=ゲーム、という概念が大きく変わりました。

VRが出来る事、そして脇田先生が行われているVRの技術開発を
簡単にご紹介していくと…

熟練者の技・知の継承、学習の訓練が可能
(舞踊の訓練のVR、角度や光の取り込み方によって見え方が異なる
歴史的文化財や着物、彫刻物の凹凸や手触り再現したもの等、避難訓練での活用)

●失われたものの復元が可能

●体験しないと分からない事が体験できる
(普段乗れないものに乗れる、乗り心地やさわり心地の体験、不動産の内覧)

●自分以外の他人の体験ができる
(他人の体験…どこを見たか(目線や視線)、どう感じたか)

●身体機能、補助や強化
(リハビリやトレーニングでの活用)

などなど…

脇田先生のVR活用方法は人文、芸術、スポーツ、医療、福祉、
伝統・技術継承、等とても幅広い分野におけるものでした。
VRが出来る事は、日常で体験できないバーチャルな体験だけではなく、
社会に役立つシステム」 を作る事ができるという事。

そして少子高齢化が進み、人手不足となっていく中でも、
VR技術を活用することで、伝統技術を永遠に残すことができ、
モノ・コトの保存や再現をすることで「人の想いを伝える・つなげる」
そういった役割を担っているシステムが「VR技術」であることが分かりました。

 

次回Innovation Potluck ♯4世界を変えるキーパーソンでは
物を動かすメカニズムに追求する予定です!

開催までしばらくお待ちください!